JITA NOTEは、日常の出来事を「情報」という視点から捉え直し、少しだけ考え方がクリアになるヒントをお届けするコラムです。
なぜ「探し物」をすると疲れるのか
「あれ、どこに置いたっけ?」と家の中をウロウロする時間は、単に時間がもったいないだけでなく、実は脳に大きな負担をかけています。
脳にとって探し物とは、「不確かな情報を必死に検索している状態」です。
この「情報の迷子」が発生するたびに、私たちの集中力やエネルギーは少しずつ削られていきます。
片付けは「労働」ではなく「住所を決める作業」
掃除や片付けを、単に「見た目をきれいにする作業」だと考えると面倒に感じてしまいます。
しかし、これを「物に正確な住所(情報)を割り当てる作業」と捉え直してみると、その意味は大きく変わります。
・住所の固定(情報のラベリング)
「ハサミはここ」「書類はここ」と、迷いなく手が動く状態をつくること。
これは、PCのファイルに名前をつけて決まったフォルダに保存するのと同じです。
・出しっぱなしは「未処理タスク」
出しっぱなしの物は、脳にとって「処理が終わっていない未解決の情報」として視界に入り続けます。
片付けることは、その情報を「完了」させ、脳をスッキリさせる行為でもあります。
「情報の通り道」をデザインする
例えば、帰宅してすぐに鍵や財布を置く場所が決まっていれば、翌朝に「鍵がない!」とパニックになることはありません。
これは、自分の生活の中に「情報の定位置」というルールをつくっている状態です。
ルールが明確であればあるほど、脳はいちいち「どこだっけ?」と考える必要がなくなり、よりクリエイティブなことやリラックスすることにエネルギーを使えるようになります。
まとめ
私たち日本情報トレーサビリティ協会は、情報の透明性を大切にしています。
それは社会の大きなデータだけでなく、自分の周りにある「物の置き場所」という身近な情報も同じです。
部屋を整えることは、自分の頭の中の情報を整理すること。
「最近、頭がごちゃごちゃするな」と感じたら、まずは目の前にある一つの物に「住所」を与えてみてください。
その小さな情報の整理が、驚くほど毎日を軽やかにしてくれるはずです。




